【子育て世代の家族防衛】1人でできる!我が家のお金・デジタル資産・遺言の整理完全ガイド
毎日の仕事と育児に追われる中、ふとスマートフォンの画面に映る銀行残高やクレジットカードの明細を見て、胸の奥がざわつく瞬間はないでしょうか。「住宅ローンと教育費のピークを無事に乗り切れるだろうか」「もし自分に万が一のことがあったら、遺された家族の生活はどうなるのか」――多くの30〜40代の子育て世代が、正体の見えない不安を抱えたまま走り続けています。
家計の不安を根本から解消するために必要なのは、目先の我慢を強いる節約ではありません。必要なのは、「現在(家計)・未来(ライフプラン)・もしも(デジタル遺産)・死後(遺言整理)」という4つの領域をひと繋ぎにした、我が家だけの「安全設計図」を完成させることです。
当サイトでは、金融商品や保険の勧誘は1円たりとも行いません。プロが現場で使うツールとノウハウをすべてオープンにし、自力(0円)で最後まで完成できる実践マニュアルとして公開しています。
ただし、過去の明細を集め、夫婦で価値観をすり合わせ、複雑なシステムを動かして「安全設計図」を完成させるには、合計で約8〜10.5時間ほどのリアルな時間と労力が必要です。
1日で一気に終わらせようとすると確実にパンクします。「毎週土曜の朝に1ステップずつ、4週間かけて進める1ヶ月プログラム」として、まずは最初の1歩を踏み出してみましょう。
1. なぜ「現在・未来・もしも・死後」の4つの準備をセットで終わらせるべきなのか?
多くのご家庭でお金や将来の備えが中途半端に終わってしまう最大の理由は、「家計」「ライフプラン」「終活」「相続」を別々の問題としてバラバラに対処しようとするからです。
しかし、子育て世代が直面するリスクはすべて一本の線でつながっています。
- 【現在】足元の浪費を防ぐ(家計診断)毎月の固定費や特別費を把握できていなければ、いくら節約を意識しても貯蓄は増えません。
- 【未来】将来の破綻を防ぐ(ライフプラン・キャッシュフロー表) 教育費のピークや老後資金の推移を可視化しておかなければ、住宅ローン破綻や老後資金のショートを未然に防げません。
- 【もしも】家族のパニックを防ぐ(デジタル終活・SouSou) 将来の資産をいくら築いても、ネット銀行・証券やスマホの契約情報がブラックボックス化していれば、万が一の際に配偶者は存在すら気づけません。
- 【死後】家族の生活基盤凍結を防ぐ(遺言意思整理) どれだけ資産を遺しても、遺言書がなければ未成年の子どもと配偶者の間で「特別代理人」の選任が必要になり、数ヶ月間にわたって口座が凍結され、自宅が共有名義化するリスクに直面します。
どれかひとつが欠けても、家族に大きな不便や苦労が残ります。だからこそ、この4つの領域を順番に整え、我が家だけの「安全設計図」を完成させることが不可欠です。
我が家の安心を完成させる「1ヶ月ロードマップ」
これらを自力(DIY)で完成させるには、過去の明細の発掘や夫婦での話し合いを含め、合計で約8〜10.5時間の時間と労力がかかります。1日で終わらせようとせず、「週末に1ステップずつ進める4週間プログラム」として取り組むのが挫折しないポイントです。
| 期間 | ステップ | 主な作業内容 | 初心者ご家庭の目安時間 |
| 1週目 | STEP 1:現在(家計診断) | 過去明細の確認、年間特別費の算出、夫婦での基礎費・QOL費の仕分け、夢バケット設定 | 約 3.5 〜 4.5時間 |
| 2週目 | STEP 2:未来(キャッシュフロー) | 必須資料5点の発掘、FP-univへの入力、教育・老後資金のシミュレーション | 約 2.0 〜 3.0時間 |
| 3週目 | STEP 3:もしも(デジタル終活) | マイナ連携、スマホ解除手順・ネット口座・サブスク一覧の洗い出しとSouSou登録 | 約 1.5 〜 2.0時間 |
| 4週目 | STEP 4:死後(遺言意思整理) | 口座凍結・共有名義リスクの把握、配偶者への集中や執行者指定の意思整理シート作成 | 約 45分 〜 1.0時間 |
| 合計 | 我が家の安全設計図 完成 | 「現在・未来・もしも・死後」の全方位防衛の確立 | 合計 約 8.0 〜 10.5時間 |
💡 【コラム:著者の原体験】口座残高に震えた夜と、祖母の「一冊のB5ノート」
かつての私は、手取り22万円・奨学金800万円の返済を抱え、深夜に子どもの寝顔の横で見た口座残高「50万円」の数字に膝を震わせていました。 さらに30歳の時、当時の妻を病気で亡くすという突然の別れを経験しました。「命の期限」を前に何の準備もできていなかった私は、残される恐怖と混乱の中でただ泣くことしかできませんでした。
そんな暗闇の中にいた私が40歳になった時、亡くなった祖母が遺してくれた「一冊のB5ノート」に出会いました。そこには日記や連絡先だけでなく、自身のお墓や葬儀の手配まで、家族が迷わないための情報がびっしりと書き込まれていました。
そのノートを見た時、深い感動とともに確信しました。「事前の準備さえあれば、遺された家族は迷わず前を向いて歩き出せる」と。
私自身が味わった「お金の恐怖」と「突然の別れの混乱」を、同じ子育て世代の家庭に絶対に経験させたくない。その強い想いが、この4ステップガイドの原点です。
2. 【STEP 1:現在】「夢を叶える家計診断シート」で浪費ゼロ化と特別費を準備する
家計管理で挫折する最大の理由は、「我慢の節約」を強いられるストレスと、年に数回やってくる「不意の大型出費」による赤字です。
本ガイドで最初に行う「夢を叶える家計診断シート」は、人生の満足度を高める出費(QOL向上費)をしっかり守りながら、「無意識の浪費」だけをあぶり出し、家族の夢を引き寄せるための家計整理システムです。
家計診断シートの3ステップ入力手順
水色セルに入力していくだけで、複雑な計算はすべて自動で行われます。
- Step 1:年間特別費の月割積立(📅 年間特別費&積立表)自動車税、固定資産税、車検、帰省費、家族旅行、家電買い替えなど、年1〜2回発生する大型出費の見込み年額を書き出します。年合計を12分割した「毎月の必須積立額」が自動計算され、メインシートへ連動することで「今月は特別費があったから赤字」という事態を防止します。
- Step 2:支出の仕分けと浪費抽出(🌱 毎月の診断・入力)「今月の支出」を入力した上で、生活維持に最低限必要な「基礎費用」と、満足度の高かった出費「💎 QOL向上費」を手入力します。残った「⚡ なんとなく浪費」が自動抽出され、通信費・サブスク・保険・住宅などの「✨お宝見直し項目」がひと目で特定できます。
- Step 3:夢バケットサマリーでモチベーション化(🏆 結果&夢バケットサマリー)普通預金残高を入力して「🛡️ 生活防衛資金(基礎費用の6ヶ月分)」の達成度を確認します。さらに下段の「🪣 夢バケット」に家族で叶えたい夢(例:ハワイ旅行、高級ソファー)と必要予算を入力すると、Step 2で抽出した浪費をゼロにした場合に「あと何ヶ月で夢を達成できるか」がリアルタイムに自動算出されます。
💬 【実践のリアル】感情ではなく「データ」で話すと夫婦喧嘩にならない
特別費や税金の資料を探すのは最初は難易度が高いですが、「もし万が一収入が減っても学区を変えずに暮らせるギリギリの家賃は?」と感情ではなく「最悪のデータ(基礎費用)」から決めると夫婦でズレなく話せます。
我が家でやって驚いたのは、しっかり者の妻に対して、実は「自分のお酒代(嗜好品)」が無意識のうちに家計を圧迫していたことでした。自分自身の無意識の浪費に気づけることこそ、このシート最大のメリットです。
👉 [【サブ記事】家計診断シートのダウンロードと詳しい使い方]
3. 【STEP 2:未来】「FP-univ」で老後・教育費・住宅のキャッシュフロー表を作る
足元の家計(現在)が整理できたら、次は「5年後、10年後、そして老後(未来)」のお金がどう推移するかをシミュレーションします。
将来の資金計画には、プロのファイナンシャルプランナーも実務で採用している高精度なクラウド型ライフプランソフト「FP-univ(エフピーユニブ)」を使用します。
STEP 1のデータがあるから、入力迷子にならない
FP-univのような高度なシミュレーションソフトで多くの人が挫折する原因は、「毎月の生活費に何を入力すればいいか分からない」「旅行や車検の費用をどう入れればいいか迷う」という点にあります。
本ガイドでは、STEP 1で算出した数値をそのまま転記するだけで高精度な試算が完了します。
- 「基礎費用」をそのままQ3(生活費)へ入力:STEP 1で洗い出した「生きるための安心基準(基礎費用)」を入力することで、余計な浪費を含まない筋肉質な生活費ベースが設定できます。
- 「年間特別費」をQ6(イベント費)へ入力: 固定資産税、車検、旅行、家電買い替えなどの月割合計額を反映させることで、将来の突発的な出費によるグラフの狂いを排除します。
事前に手元へ用意する「5つの必須資料」
入力画面を開く前に、以下の5点を手元に揃えておくことで、作業の手戻りを防げます。
| 準備する資料 | 確認する項目 | FP-univでの反映箇所 |
| ① 源泉徴収票 / 確定申告書 | 支払金額(額面年収)、社会保険料、所得税額 | Q2 収入(給与・事業所得) |
| ② ねんきん定期便 / ねんきんネット | これまでの加入履歴、将来の年金見込額 | Q2 収入(公的年金試算) |
| ③ 住宅ローンの返済予定表 | 借入残高、金利タイプ(固定/変動)、毎月返済額、残期間 | Q4 住まい(住宅ローン) |
| ④ 保険証券(生命・医療・学資等) | 毎月の保険料、保障期間、満期金・解約返戻金 | Q9 保険(保有保険) |
| ⑤ 資産明細(通帳・証券アプリ) | 普通預金残高、NISA/iDeCoの積立額・評価額 | Q7・Q8 資産・資産運用 |
キャッシュフロー(CF)表の入力手順と重要ポイント
画面の質問(Q1〜Q9)に沿って入力していきます。特に以下の3箇所は試算結果を大きく左右するため、慎重に設定します。
- 居住地域の選択(Q1): 世帯主が住む市区町村を選択すると、地域ごとの国民健康保険料・介護保険料・地方税率が全自動で計算されます。
- 給与収入は「額面」で入力(Q2): 手取りではなく源泉徴収票の「支払金額(総支給額)」を入力すれば、税金や社会保険料が自動控除され、正確な手取り額がCF表に算入されます。
- 教育費のコース選択(Q5): 「オール公立」「中高私立」「大学私立文系/理系」などをドロップダウンから選択するだけで、文部科学省等の統計データに基づいた標準学費が自動セットされます。
出来上がったグラフで確認すべき「3大チェックポイント」
すべての入力が完了すると、生涯の収支と金融資産残高の推移グラフが生成されます。確認すべきポイントは以下の3点です。
- ① 教育費ピーク時の単年度収支: 子どもが高校・大学に進学する時期に年間収支が赤字になっても、累積の預貯金残高で耐えきれているか。
- ② 老後(65〜90歳)の資産残高グラフ: 年金生活に入った後、資産残高の推移グラフが底をついてマイナス(資金ショート)に転落していないか。
- ③ 万が一モードでの耐久性: 万が一世帯主が死亡した場合に、遺族年金や現行の保険金で配偶者と子どもの生活費・教育費が維持できるか。
もし老後資金がマイナスになる場合は、後述する「固定費の見直し」や「定年後の就労期間の延長」「NISAを活用した運用シミュレーション」を調整して改善を図ります。
👉 [【サブ記事】画像で解説!FP-univの詳しい入力手順]
4. 【STEP 3:もしも】「SouSou」でデジタル資産と万が一の情報を遺す
将来のライフプラン(未来)を描いたら、次は突然訪れるかもしれない「もしも」の緊急事態に備えます。
現代の暮らしにおいて、通帳のないネット銀行、ネット証券、クレジットカード、月額サブスク、SNSアカウントなど、多くの重要情報は「スマートフォンの画面の奥」に隠されています。万が一の際にこれらがブラックボックス化すると、遺された家族は契約の存在すら把握できず、解約手続きや資産照会で途方に暮れることになります。
そこで活用するのが、マイナンバーカードによる公的個人認証を用いた次世代型デジタル終活プラットフォーム「SouSou(そうそう)」です。
STEP 1・2で見直した情報を「SouSou」へ転記する
SouSouの入力はゼロから悩む必要はありません。STEP 1(家計診断シート)とSTEP 2(FP-univ)で洗い出した金融機関やサブスク一覧を、そのままSouSouの各カテゴリへ転記していきます。
- ① 金融・資産情報(没後に公開): ネット銀行、証券口座、保有保険、不動産などの「機関名・支店名」を登録します。
- ② デジタル資産・サブスク(没後に公開): スマホ・PCの解除手順の手がかり、利用中のサブスク一覧、SNSの希望(削除または追悼化)を登録します。
- ③ 医療・介護の意思(生前から公開): 病名告知や延命治療の希望、持病や常用薬、かかりつけ医の情報を登録し、緊急時に家族が迷わないよう生前から共有します。
⚠️ 【重要】SouSouはパスワードそのものを保管するツールではありません セキュリティ保護の観点から、SouSouにはパスワードそのものを書き込む項目はありません。 「どの銀行・サービスを使っているか」「アカウントIDや契約の有無」「パスワードを記した紙手帳や管理ツールの保管場所(カギのありか)」を安全に整理・指定した相手(つながりユーザー)へ届けるための仕組みです。
【補足】万が一の葬儀・当面の生活費は「相続預金の払戻し制度」で確保できる
家族が亡くなると銀行口座は一時的に凍結されますが、「遺産分割前の相続預金の払戻し制度(仮払い制度)」により、遺産分割協議が成立する前であっても、各相続人は一定額(各口座の残高×1/3×法定相続分、上限150万円)まで単独で預金の引き出しが可能です。
葬儀費用や当面の緊急費用はこの制度で対応できますが、引き出した金額は当然ながら全体の相続財産・遺産分割の計算に含まれます。 トラブルを防ぐためにも、引き出した領収書や使途の明細は必ず保管しておきましょう。
😱 【ヒヤリハット体験】「存在すら伝えられていなかった」ネット口座と自社株
実際にSouSouに入力してみてゾッとしたのは、ネット銀行やネット証券、自社株用口座や事業用口座の存在でした。
IDやパスワード以前に、「そもそもその事業用や貯蓄目的で口座を開設していること」すら妻に伝えていませんでした。万が一の時、家族が探す術すら存在しない資産の放置は、ペーパーレス時代の現代人が最も陥りやすい落とし穴です。
👉 [【サブ記事】5分で完了!SouSouの初期設定とデジタル資産整理法]
5. 【STEP 4:死後】マイホームと未成年の子を守る「遺言書」の準備
「遺言書なんて、資産家や高齢者が書くもの」と思われがちです。しかし実際には、家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割トラブルの約8割が「遺産5,000万円以下」の一般的なご家庭で発生しています。
特に「マイホームを所有しており、子どもがまだ未成年」という子育て世帯こそ、万が一の際に最も深刻な生活リスクを背負うことになります。
遺言書がない場合に直面する「2つの致命的リスク」
遺言書がない状態で世帯主が亡くなった場合、残された遺産を分けるために「遺産分割協議」が必須となります。未成年の子どもがいるご家庭では、以下の2つの壁に直面します。
- ① 特別代理人の選任による数ヶ月間の「口座凍結」 親(配偶者)と未成年の子は法的に利益が相反する関係とみなされるため、親が子の代理人として協議することはできません。家庭裁判所に「特別代理人」の選任を申し立てる必要がありますが、選任までに数ヶ月を要します。その間、預金口座の解約や払い戻し手続きが完全にストップし、日々の生活費や教育費の工面が著しく困難になります。
- ② 自宅(マイホーム)の共有名義化による「不動産フリーズ」 協議がまとまらない場合や法定相続分で分けた場合、自宅が「配偶者1/2、子1/2」などの共有名義になりがちです。不動産の売却、住み替え、リフォームには名義人全員の同意が必要となるため、子どもが成人するまで自由に処分も修繕もできない「資産凍結状態」に陥ります。
子育て世帯における「意思整理」の方向性と選択肢
こうしたトラブルを未然に防ぐため、一般的な実務において有効な選択肢となるのが「配偶者に全財産を相続させ、配偶者を遺言執行者に指定する」という事前整理です。
- 遺産分割協議そのものを回避する: 承継先が遺言で明確になっていれば遺産分割協議が不要となり、特別代理人の選任手続きをスキップして配偶者が単独で自宅の名義変更や預金の払い戻しを行えます。
- 遺言執行者を指定しておく: 遺言書内で配偶者を「遺言執行者」に指定しておくことで、金融機関等での各種解約・変更手続きを単独でスムーズに進められる権限を与えます。
- 付言事項(メッセージ)の活用: 「なぜ配偶者に託すのか(子どもの成長や教育資金を守るため)」という意図や感謝を付言事項として書き添えることで、家族の感情的な納得感を高めます。
⚠️ 【士業への相談について】 遺言書に法的効力を持たせるための文面チェックや個別の法的手続きの代行は、弁護士や司法書士の専任業務です。特別な家族の思いや複雑な資産状況がある場合、希望通りの法的効力を確実に叶えるためにも、公証役場や提携の司法書士等の専門家へ相談・作成を依頼することを推奨します。
3つの作成方式の比較
| 作成方式 | 費用目安 | メリット | デメリット・注意点 | 推奨度 |
| 自筆証書遺言(自宅保管) | 0円 | いつでも手軽に書ける | 形式不備で無効になるリスクが高い。没後に家庭裁判所での「検認」が必須(開封厳禁) | ★☆☆☆☆ |
| 自筆証書遺言(法務局保管制度) | 3,900円 | 法務局が外形をチェックし保管。裁判所の検認不要 | 文面の中身(法的効力)までは審査されないため、法務局の手引きに沿った正確な作成が必要 | ★★★☆☆ |
| 公正証書遺言(公証役場) | 数万円〜 公証人手数料令に基づく公証人手数料(財産額に応じた法定費用)と司法書士等への文案作成報酬が合算 | 公証人が厳格に作成するため無効リスクがなく、検認不要で直ちに手続き可能 | 費用と公証役場での事前手続きが必要 | ★★★★★ (第一推奨) |
自力で作成を検討される場合は、法務局が公開している公式資料・様式を参考に自筆証書遺言保管制度を利用するか、確実性を重視して「公証役場での公正証書遺言」を選択するのが安全な進め方です。
⚖️ 【当事者の本音】口座凍結と不動産共有名義は「家族の生活を揺るがす恐怖」
特別代理人の決定や手続きに何ヶ月もかかり、その間口座が完全に凍結される現実は、誇張抜きで残された家族の生活を揺るがします。
さらに自宅が共有名義化すると、将来の売却もリフォームも全員の同意が必要になり凍結状態に陥ります。親世代で持ち家が兄弟共有になってしまい、手放すことも修繕することもできなくなっている実態を見て、「これはまさに遺言による事前の意思整理がなかった結果なんだ」と身が引き締まる思いでした。
👉 [【サブ記事】40・50代の必須防衛!未成年の子と家を守る遺言準備・手続きガイド]
6. 【改善】試算と整理から見直すべき「3つの固定費」とアクション
キャッシュフロー表で将来の赤字や老後の資金ショートが見つかっても、決して落ち込む必要はありません。むしろ、「どの時期にいくら不足するのか」という課題が可視化されたことで、的確な手を打てる状態になったと言えます。
家計を改善する際、食費を切り詰めたり趣味を我慢したりする「変動費の節約」はストレスが溜まりリバウンドを招きます。「夢を叶える家計診断シート」でゴールドに色付けされた【✨お宝見直し項目(固定費)】に絞って手をつけるのが鉄則です。
最優先で見直すべき「3大お宝項目」
一度手続きを済ませるだけで、毎月・毎年の支出削減効果が自動的に続く項目です。
- ① 通信費・サブスクリプション
- 現状把握: 大手キャリアの旧プランや、利用頻度の低い動画配信・アプリの月額課金。
- アクション: 格安SIM・オンライン専用プランへの変更、不要なサブスクの即時解約。家族全体で月1万〜2万円の固定費削減が期待できます。
- ② 生命保険・医療保険(公的制度を踏まえた適正化)
- 現状把握: 「何となく不安だから」と加入した過剰な医療特約や、手数料の高い貯蓄型保険。
- アクション: 日本の手厚い公的医療保険制度(高額療養費制度や傷病手当金、遺族年金)を前提に保障額を再計算します。不要な特約を削り、掛け捨ての収入保障保険などで必要最小限の保障へスリム化します。
- ③ 住宅ローン
- 現状把握: 過去に借り入れた高い金利のまま据え置かれているローン。
- アクション: 金利タイプの見直しや借り換えシミュレーションを実施します。金利差が0.3%〜0.5%以上ある場合、総支払額で数百万円単位の圧縮が狙えます。
浮いた固定費を「新NISA・iDeCo」に回して資産を延命させる
固定費の見直しで生まれた余剰資金は、そのまま普通預金に眠らせるのではなく、国税庁の非課税制度を活用した「長期・積立・分散投資」へシフトさせます。
- 新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠): 運用益が非課税となる枠を活用し、全世界株式やS&P500などの低コストインデックスファンドを毎月積み立てます。
- iDeCo(個人型確定拠出年金): 掛金の全額が所得控除の対象となり、毎年の所得税・住民税を直接軽減しながら老後資金を準備できます。
STEP 2で作成したFP-univに「毎月1万〜3万円の積立投資(想定利回り年3〜5%)」を再入力してみてください。老後資産の折れ線グラフが上向き、資金ショートの時期が数年〜十数年先へと延命・解消される変化が数字で確認できます。
👉 [【サブ記事】グラフの赤字を消す!保険見直し&NISA最適化ガイド]
7. 限界を感じた時の「2つの進路」(自力完結 vs プロ伴走の境界線)
本記事でご紹介した4つのステップをすべて完了できれば、我が家の「現在・未来・もしも・死後」の不安を解消する安全設計図は完成します。
ここまで読み進めていただいたあなたには、今2つの選択肢があります。ご自身の時間やご家族の状況に合わせて、最適な進路を選んでみてください。
ルートA:自力で最後までやり切った方へ
「自分の足元を固めた体験」を武器に、親世代の備えへ進む
自力で家計・キャッシュフロー表・SouSou・遺言の意思整理まで完了できた方は、すでに「家族防衛の基礎」をマスターしています。
次のステップは、ご自身が作ったノートや経験をきっかけにして、親世代の介護・医療・実家リスクを未然に防ぐ「二世代の整理」へ進むことです。親に「終活してよ」と迫ると反発されますが、「自分も万が一に備えて作ったから」と見せることで、角を立てずに親を巻き込むことができます。
👉 [【メニュー③へ】親のSouSou整理&二世代ライフプラン自作マニュアル]
ルートB:時間が取れない・プロと一緒に進めたい方へ
事前試算+対話集中で、我が家の安全設計図を一気に完成させる
「ノウハウは分かったけれど、仕事や育児が忙しくて8〜10時間の作業時間を確保するのが難しい」
「自分たちで入力した試算結果や、万が一の際の生活費不足額が本当に正しいか不安」
「公証役場や司法書士へ行く前に、FPと一緒に希望条件(配偶者への集中や遺言執行者の指定など)を整理して下書きをまとめたい」
そう感じたときは、当事務所の【一世代】我が家ライフプラン&リバランス伴走プラン(ミドル)をご活用ください。
| 項目 | 自力で完結する場合(DIY) | 【一世代】我が家ライフプラン&リバランス伴走 |
| 費用 | 0円 | 20,000円(税込) |
| 必要時間 | 約 8.0 〜 10.5時間(明細探し・試算・対話) | 事前フォーム入力 + Zoom面談 90分 |
| データ入力作業 | すべてご自身でツールへ手入力 | FP側が事前に試算・下書き入力を完了 |
| 面談での時間配分 | なし(ご家庭内での試行錯誤) | 100%「分析共有・課題解決・意思整理」に集中 |
| 得られる主な成果 | 自作のCF表・SouSou・意思整理メモ | 精緻な完成版CF表、ムダ削減案、公証役場・士業への橋渡しシート |
| アフターフォロー | なし | 1ヶ月間のLINE質疑応答サポート ➔ 完全卒業 |
🤝 【より価値ある面談のために】事前のデータ収集・下書き入力へのご協力のお願い
当事務所では、保険や投資商品、不動産の仲介・勧誘は一切行いません。また、毎月・毎年の顧問料で引き延ばすこともなく、1回で自立していただく「完全卒業型」のサポートを行っています。
貴重な面談時間をできる限り「対話・課題解決・リスク解説」にあてるため、事前にデータフォームへのご入力をお願いしております。
事前に数値の試算や下書きを完了させた状態で臨むことで、Zoomでの対話時間を最大限に活用することを目指します(※もちろん、数値の不足や修正・確認事項がある場合は、面談内で一緒に補正や入力を行いますのでご安心ください)。
- まずは気軽に相談してみたい方へ
👉 [【初回無料30分】まずはZoomや公式LINEで気軽に相談してみる] - 一気に我が家の備えを固めたい方へ
👉 [【メニュー⑥へ】【一世代】我が家ライフプラン&リバランス伴走の詳細を見る]